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2013.12.11

MACRO旅活part3 瀬戸内国際芸術祭 08-豊島

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12月に突入してしまいましたがまだ続きます、旅を振り返る写真達。。
旅も後半。皆疲れが出てきた頃のお話。
豊島では宿泊施設が数少ないため、一般の方達が住まいの一部を貸してくださる『民泊』というのを行っています。地元の方とのふれあってみたい!ということで、田村さんというお宅に宿泊させていただきました。豊島の家浦港というフェリー乗り場がなんと窓から見えるほど海のそばにある店舗兼の建物で、リフォーム済みだということもありとっても快適で居心地が良く。。


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今回の旅の中でもいちばん、ぐっすり眠れました。そしてなんといっても田村さん夫妻のあたたかいお人柄。外に洗濯機が設置してあり自由に使用しても良いとのことで、お言葉に甘えてお洗濯しましたら、ちょっと出かけている間に全部干してくださっていました。。ありがたや。。実家みたいな癒され感。最高です。


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豊島では前半ついに雨模様に。。しかしこのタイミングでちょうどレンタカーを予約していたので助かりました。『リン・シュンロン 国境を越えて、海』台湾から浜に流れ着いた種をイメージした巨大な船。


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近くにあった木彫り作品。トーテムポールを思い出す。。


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島内はレンタサイクルでも十分回れる規模ですが(電動自転車の貸し出しもあります。)、ひとつひとつの作品は離れた位置にありました。坂も多いです。
つづいて気になっていたこちらを訪ねました。


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前回の芸術祭の時に作られたというこの作品は、島々で集めた木製建具で構成したトンネル。建物の老朽化により公開最後の年だったようです。


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そして新潟の芸術祭で衝撃を受けたこの方の作品、『クリスチャン・ボルタンスキー 心臓音のアーカイブ』。こちらでは自分の心臓音を録音し、登録することができます。(有料)
建物内では数分ごとに、光の点滅とともに流れる世界各国からあつめられた心臓のおとがどんどん変わって行くのですが、人によって面白いほど音や脈の早さが異なります。中には不整脈っぽい人の音も。。


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人里離れた海沿いにあります。夜はちょっと怖くていけないかも。。
私も心臓に、生かされているんだなー、、と、普段考えもしないようなことをかんがえさせられました。


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ちょっと違和感を感じるドラえもん。。なんかこわい。。
(作品ではありません)


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『イオベット&ポンズ 勝者はいない-マルチバスケットボール』
まだ小雨は降り続く。。


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混雑のため、整理券をもらっていた『豊島美術館』に向かいます。
ものすごい急カーブ。ちょっと晴れてきました!


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さあ!いくよっ!って、この旅でハマっていたと思われるポーズを披露してもらいました。


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地面と一体化しているような建物は巨大なたまごの殻のよう。圧巻です。中にどんなものがあるのか全く知らないで行ったので非常にワクワク。


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我ながら、いい顔してますねえ。。楽しそう。楽しかった。
建築家、西沢立衛と、アーティスト、内藤礼により誕生した美術館。どんなものがあるかはここではあえてふれないでおきます。。でも本当に、行けてすごく良かったです。


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作品のもとへ行く為に突然こんな山道も歩きました。竹林、ぬかるんでました。


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午後からは自由行動。私は娘と2人「島キッチン」へ。こんな開放的な屋外で、おいしいごはんがいただけます。


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そして豊島最後のスポット、『横尾忠則 豊島横尾館』は、閉館ぎりぎりセーフ!
家浦地区にある民家を改装して作られた美術館。
生と死を一つのものとして考える場となるインスタレーションが展開されています。
赤い窓の色が絵に重なってショッキングな空間。


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ななめむかいの茶屋風休憩所にて。アイス食べてます。


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港に向かう途中。なまなましい爪痕。


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自然も人も豊かな島、豊島。でも、1980年代には日本最大級の不法投棄事件「豊島問題」が起こったりと、歴史的には重たい一面もかかえる島なんです。
現在は島住民と香川県が協力して処理事業を進めているとのこと。
この島で出会った方たちはみんなあたたかく、笑顔の素敵な優しい方ばかりでした。
今後、環境問題について一歩先行く地域になるような、そんな予感がしました。
芸術祭の作品も、人と環境との関係について考えさせられるものが多くあり、すごく魅力的な島でありました。


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綺麗な夕日に見送られ、次の場所を目指します。ありがとう、豊島!

Profile



川本明日香/kappe

1981年9月18日生まれ O型 札幌市南区出身
趣味は体を動かすこと、物を作ること、植物を育てること。

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